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 [被せ線] 2本の線を1本にすると、実体が比較的短く、上ヒゲの非常に長い陽線を形成することから、弱含みな線と考えられる。特に上位に出た場合は、売りの急所になることもあるとか。ただ、合成した1本の線の実体がそれほど短くなく、その分、上ヒゲも長くなり切れないでいるような場合は、被せ切れないでいることからダマシになりやすいとの見方も。
 [あて首線] 大陰線出現後、翌日は下放れて寄り付き、陽線で切り返すも、その陽線に勢いなく、実体が短く、前日の終値に届かない、或いは終値水準にやっとかかるというような場合で、買い勢力の力不足と考えられることから弱含みな線と言える。
[入り首線] 大陰線出現後、翌日は下放れて寄り付き、陽線で切り返すも、その陽線に勢いなく、実体が短く、前日の終値水準をわずかに上回る程度の場合で、「あて首線」同様、買い勢力の力不足と考えられることから弱含みな線と言える。
[差し込み線] 大陰線出現後、翌日は下放れて寄り付き、「入り首線」よりも長い陽線で切り返すも、2本の線を1本に合成した線の実体がそれほど短くなく、その分、下ヒゲも長くなり切れないでいるような格好となり、言わば「被せ線」のダマシの逆バージョンと考えられることから、「あて首線」、「入り首線」同様、まだ弱含みな部類の線と言える。
[切り込み線] 2本の線を1本にすると、実体が比較的短く、下ヒゲの非常に長い陰線を形成することから、強含みな線と考えられる。特に下位に出た場合は、買いの急所とも言われている。まさに「被せ線」の逆バージョンである。
 [たすき線] 陽線の後、翌日は安寄りし、さらに前日の安値も下回って取引を終えた場合や、逆に陰線の後、翌日は高寄りし、さらに前日の高値も上回って取引を終えた場合など、たすきをかけたような形になるので「たすき線」と呼ばれているが、決定的な強弱暗示を示す線とは言い難いようだ。
 [つつみ(抱き)線] 陽線の翌日、その値幅を完全に包み込むような大陰線が出現した時、或いは陰線の翌日、その値幅を完全に包み込むような大陽線が出現した時、その大陰線、大陽線を「つつみ線」または「抱き線」と呼ぶ。どちらも方向転換暗示の線とされ、中でも上昇傾向が続いた後、上位に出た大陰線は「最後の抱き線」と呼ばれ、下げ傾向が続いた後、下位に出た大陽線は「抱きの一本立ち」と呼ばれ、特に重要な線と見られている。
   [はらみ線] 大陽線、大陰線の翌日、前日の線の実体からはみ出せないで、はらまれるような形の短線となった時、やや気迷っていると考えられるものの、短線が寄引同事線(始値=終値)となった場合は[はらみ寄せ線]と呼ばれ、特に、上位での大陽線のはらみ寄せ、下位での大陰線のはらみ寄せが出た場合は、強烈な方向転換暗示の線と目されている。
 [星] 大陽線の後に上放れた短線、大陰線の後に下放れた短線、それら短線を「星」と言い、大陰線後の星は「雨だれ」とも呼ばれる。また、寄引同事線となった星は「十字星」、ヒゲの長い星は「流れ星」と呼ばれている。見方としては、転換間近の暗示線とされている。
 [並び赤・並び黒] 上昇途中で、前の線に上放れて同じような長さの小陽線が並んだものは[上放れ並び赤]と呼ばれ、上昇暗示の線とされている。逆に、もみ合い後、前の線に下放れて同じような長さの小陽線が並んだものは[下放れ並び赤]と呼ばれ、こちらは下落暗示線とされている。尚、下落途中で、前の線に下放れて同じような長さの小陰線が並んだものは[下放れ並び黒]と呼ばれ、下落暗示の線とされている。
 [出合い線(逆襲線)] 大陰線となった翌日、大きく下放れて始まるも、そこで下げ止まり、逆に前日の終値まで戻す大陽線となった場合、2本の線が上方向と下方向から「出合う」形となり、転換暗示の線とされている。大陽線となった翌日、大きく上放れて始まるも、そこで上げ止まり、逆に前日の終値まで戻す大陰線となった場合も同じ。
 [行き違い線(振り分け線)] 「出合い線」の逆で、大陽線となった翌日、前日の始値付近まで値を下げて寄り付き、そのまま下落して大陰線となった場合、2本の線が上方向と下方向に「行き違う」形となり、上昇過程で出た場合、当日の大陰線は一時的なあや押しの「化け線」と呼ばれ、上昇暗示の線とされ、下降途中で出た場合は、前日の上昇であや戻しが一巡し、さらなる下値暗示の線とされている。逆に、大陰線となった翌日、前日の始値付近まで値を戻して寄り付き、そのまま上昇して大陽線となった場合、下落過程なら当日の大陽線は一時的なあや戻しの「化け線」で、下落暗示の線とされ、上昇途中なら前日の下落であや押しがふるい落とされ、さらなる上昇暗示の線とされている。

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